あなたがいま子どもだとしたら、この世界はどううつるでしょう? わたしの世界と、あなたの世界と、 いまの子どもの目にうつる世界はどれも違うかもしれません。 それぞれが違う世界を見つめ、違う正しさを持つ。 そんな複雑な社会の中で、互いの声が衝突したりもするし、 とてもちいさな声なき声が置き去りにされていたりもします。 自分と異なる世界を想像することは、どれだけ難しいのかと痛感もします。 けれど、この世界は人間だけでできていない、と考えるとどうでしょうか。 動物の生きる世界とか、精霊とか死者とか妖怪とか、 かつて誰かの生きた世界とか。 普段は見えないものへの想像力によって、 もっと違う景色が見えてくるんじゃないかと思います。 子どものころ、遊びや空想のなかでいろんな世界と出会っていたように。 これまで先人たちが残してきた神話の物語のなかにも、 偉大なる知恵が潜んでいるはず。 宇宙や自然や死、人智を超えたものとの接続点から、 人は社会をつくってきたと考えられるかもしれません。 そうした思いからReframe Labは、 人が本来持つ想像力の豊かさを育むようなあそびやまなびを開発し、 アート、教育、医療、福祉がつながるエコシステムを構築していきます。 その先に、まだ見ぬ未来の姿が立ち上がることを目指して。