ABOUT / MEMBER

MESSAGE

いま世界は激動の中にあります。
世界的パンデミックをはじめ、森林火災、温暖化、
構造的差別や偏見、移民・難民の方への抑圧、
そしてさまざまな事情から孤立化する子どもたちがいます。
いま世界で生じるあらゆる事象は、私たちの世界で起きていること。

これからの子どもの生きる世界、
そこには果てしない複雑さであふれています。
けれど私たちは本来、「あそび」を通してこの複雑な世界を感受し、
記憶していったのではないでしょうか。

これからの社会を「目に映るもの」だけで考えるのではなく、
かつて存在していた様々な生命や非生命、
そして人の痛みや優しさといったミエナイモノへの気配を感じ、想像し、
それぞれが持つ異なる「自然」や「時間」を行き来していく。
これからの社会を手探りで紡いでくヒントは、そんなあそびにあるのではないでしょうか。

いま目にうつる世界は、見方次第でいかようにも変容します。
あらゆる角度から世界をリフレームすることをテーマに、
医療、福祉、教育、アートなどの異分野をつなぐプラットフォーム〈Reframe Lab〉は、
さまざまな生命と共にあることへの想像力を育み、
新たな「まなび」と「あそび」を開発していきます。

ORGANIZER

pieces
子どもたちが孤立しない社会を目指す認定NPO法人。様々な環境に生きる子どもたちが、社会のことを信頼できなくなるもっと前に信頼できる他者と出会い、安心したつながりを持てるよう、社会のなかにいきる私たち一人ひとりの市民性を醸成し、子どもたちの周りに「優しい間(ま)」を生む活動を幅広く行っています。
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MEMBER

小澤いぶき IBUKI OZAWA
児童精神科医/NPO法人PIECES代表
精神科医を経て、児童精神科医として複数の病院で勤務。トラウマ臨床、虐待臨床、発達障害臨床を専門として臨床に携わり、多数の自治体のアドバイザーを務める。さいたま市の子育てインクルーシブモデル立ち上げ・プログラム開発に参画。2017年3月、世界各国のリーダーが集まるザルツブルグカンファレンスに招待を受け、子どものウェルビーイング達成に向けたザルツブルグステイトメント作成に参画。人の想像力により、一人一人の尊厳が尊重される寛容な世界を目指し、認定NPO法人PIECESを運営している。
塚田有那 ARINA TSUKADA
編集者・キュレーター/一般社団法人Whole Universe代表理事
ARINA TSUKADA
2018年より、アート&サイエンスのプラットフォーム一般社団法人Whole Universeを始動。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。12年より、東京エレクトロン「solaé art gallery project」のアートキュレーターを務める。16年より、JST/RISTEXの研究領域「人と情報のエコシステム(HITE)」のメディア戦略を担当。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ新社)、共著に『情報環世界 - 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)がある。編著に長谷川愛『20XX年の革命家になるには - スペキュラティヴデザインの授業』など。
ARINA TSUKADA
清水聡美 SATOMI SHIMIZU
企画制作・コーディネーター
SATOMI SHIMIZU
大学で民俗学を齧り、卒業後は影絵劇団に就職。舞台作品やワークショップの企画制作、海外ツアーコーディネートなどの業務を経て、2017年よりフリーランスとして活動を開始。パフォーミングアーツを中心に、演劇祭や各種舞台公演、ワークショップ等の企画制作に携わる。主な活動に、都市にあらたな「コモンズ(共有地)」を生み出すプロジェクト、シアターコモンズでの制作業務や、「耳で視る」新たな聴覚体験を創出するプロジェクト<See by Your Ears>プロダクションマネージメントなど。
SATOMI SHIMIZU
富樫多紀 TAKI TOGASHI
カルチュラル エデュケーター
TAKI TOGASHI
シアター・デザインの学びを軸に、英国バービカン・センター、東京大学先端科学技術研究センターと日本財団主催「異才発掘プロジェクトROCKET」、ミューザ川崎シンフォニーホール、日本フィルハーモニア管弦楽団などで、芸術と教育の関わりを経験してきた。
出会いを通して、さまざまな領域で人が変化していく過程を作ることに関心を持っている。
TAKI TOGASHI
和田夏実 NATSUMI WADA
インタープリター
NATSUMI WADA
ろう者の両親のもとで手話を第一言語として育ち、大学進学時にあらためて手で表現することの可能性に惹かれる。さまざまな身体性の方々との協働から感覚がもつメディアの可能性について模索。LOUD AIRと共同で感覚を探るカードゲーム「Qua|ia」(2018)や、たばたはやと+magnetとして触手話をもとにしたつながるコミュニケーションゲーム「LINKAGE」「たっちまっち」(2019)、Signedとして視覚身体言語を研究・表現する実験など,ことばと感覚の翻訳方法を探るゲームやプロジェクトを展開。
NATSUMI WADA
岡本真梨子 MARIKO OKAMOTO
サイコロジスト・越境家/合同会社てにをは代表
MARIKO OKAMOTO
修士まで心理学を専攻、その他リベラルアーツ全般を越境して学ぶ。在学中に、アカデミアとビジネスをはじめとする様々な分断と、その分断により多くの”生きづらさを抱える人が”適切な支援に届かない現状を知り、架け橋的な存在を志すように。その後、ビジネス(企業人事・ベンチャー経営)、アカデミア(心理学研究職)の両極を経験。現在は、様々な企業・心理職・医療職・アーティストや、自治体・官僚等とプロジェクトを組み、職種やセクターを超え、あらゆる「分断を繋ぐ」ための活動を行っている。また日々、子どもから経営者まで、ベンチャーから上場企業まで、様々な”生きづらさを抱える人と法人”の支援を行うコンサルタント・カウンセラー・コーチとしての活動も行っている。
MARIKO OKAMOTO
古屋遥 HARUKA FURUYA
クリエイティブディレクター・体験設計・空間演出・映像演出
HARUKA FURUYA
英国ブリストル大学演劇学科卒業。
ドイツ、イギリスで演劇の総合演出を経て、広告業界へ。映像の演出をはじめ、空間・映像・テクノロジーを組み合わせた企画演出を行い、新しい公共空間のあり方や店頭ディスプレイ演出など、「体験」や「文化創造」に重きを置いた仕掛け・仕組みを作る。
2014年7月に独立、フリーランスの演出家としてさまざまな企業のブランディングや事業開発、体験設計に関わる。
2019年4月には、エンタメ領域におけるテクノロジー演出を得意とするクリエイティブコンプレックス「stu」に参加。リアルとバーチャル、デジタルとアナログを越境した体験設計、演出を手がける。
主な仕事:大河ドラマ「おんな城主直虎」、東京ミッドタウン「スワリの森」、嵐「This is嵐 LIVE 2020.12.31」、TWICE DOME TOURなど。
HARUKA FURUYA

連携団体

whole_universe
人々の想像力を拡張するアート&サイエンスのプラットフォーム。キュレーション、メディア制作、アートプロジェクト、教育、異分野が集う研究会やプラットフォームの構築など、日々ありとあらゆる実践に取り組む。主なプロジェクトに、アートサイエンスメディア「 Bound Baw 」運営、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」メディア・コミュニケーションなど。(代表理事:塚田有那)
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